胃潰瘍/胃炎

どんな病気ですか?

胃は、口から入った食べ物を一時的に溜めておく臓器です。胃の壁からは消化液が分泌され、少しずつ消化された食べ物は、十二指腸へ送られます。しかし、何らかの原因で胃の内側の壁が欠損してしまった状態を潰瘍といい、特に胃液と接している部分にできた潰瘍を消化性潰瘍といいます。胃潰瘍と十二指腸潰瘍のことです。
原因はいくつかありますが、以前から知られているのが、バランス説です。口から肛門までの消化管の内側を消化管壁といいますが、ここには攻撃因子(胃酸、ペプシン、消炎鎮痛剤など)と防御因子(粘液、胃酸を中和する重炭酸イオン、粘膜の血流など)があり、健康な時はそれぞれのバランスが保たれています。しかし何らかの原因でこのバランスが崩れたときに潰瘍が発生するというのがバランス説です。強い薬を飲んだり、お酒を飲み過ぎた時などに起こる胃が荒れるという状態が分かりやすいかもしれません。それに加えて、ストレス、喫煙、アルコールなどの生活習慣も消化性潰瘍の発症に影響すると考えられています。
消化性潰瘍の原因の60-90%がヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori, ピロリ菌)という胃の中に住む細菌であることがわかっています。このピロリ菌除菌治療を行うことにより、消化性潰瘍の再発を予防することができます。当院では胃内視鏡検査および除菌治療を積極的におこなっております。

どんな症状ですか?

最も多くみられるのが、みぞおちあたりの痛み(心窩部痛)や上腹部痛で、鈍痛が多く、みぞおちを押されると痛みは強くなります。他にも、胸焼け、げっぷ、吐き気などがみられたり、全く症状がなくても健康診断などで見つかる場合もあります。
これらの症状は、空腹時や夜間に出現することが多く、食事により軽快することがあります。この傾向は十二指腸潰瘍でより強いようです。

≪胃・十二指腸潰瘍の合併症≫
●出血
潰瘍の合併症として最も頻度が高いものは消化管壁からの出血です。ピューピュー噴出すような出血(動脈性)から、ジワジワとしみ出すようなものまで、様々です。ある程度の血液がたまると口から吐き出したり(吐血)、便に混ざることもあります(下血)。血液は胃酸と反応して黒褐色になるため、吐物はコーヒーの残りカスのように見えます。下血の場合、コールタール様の黒色便となります。鮮血色がみられた時は、出血量が非常に多い時です。
出血に対する治療は、内視鏡による止血法が多く行われるため、出血を疑う場合は出来るだけ早く内視鏡検査を受け、必要な場合はそのまま止血治療を行う必要があります。内視鏡での止血が不可能な場合は、手術が必要です。

 

●狭窄
潰瘍は、治る過程で組織が硬くなり(瘢痕化)、周りの組織を巻き込みながら収縮します。
胃と十二指腸が接続している部分や、十二指腸そのものもも胃より細い形状をしていますので、この部分に潰瘍の再発を繰り返すと、やがて腔が狭くなり(狭窄)、食べ物が通過できなくなります。そのため、食後の吐き気や嘔吐、腹部膨満感などの症状がみられます。これらを通過障害とよびます。
狭窄に対する治療は基本的には手術を行いますが、最近では内視鏡の器械と技術が発展し、狭くなった部分を拡張することもできるようになりました。

 

●穿孔
潰瘍が深くなると、やがて胃や十二指腸の壁全体を通り抜けるような穴が開くことを、穿孔といいます。潰瘍の進行具合にもよりますが、突然激しい腹痛が出現することがあります。胃や十二指腸の内容物がお腹の中に出てしまうと、腹膜炎という極めて重篤な炎症を起こし、放置すれば炎症はお腹全体に広がります。
穿孔の治療は、手術が原則的です。

 

どんな検査を受けると分かりますか?

●レントゲン検査
バリウムを飲んで、胃・十二指腸の造影検査を行います。胃・十二指腸の内側に変形している箇所があれば、潰瘍の可能性があります。バリウムで異常があった場合は胃カメラによる二次検査をした方がいいでしょう。

 

●内視鏡検査
口あるいは鼻から内視鏡を入れ、直接、胃や十二指腸の粘膜を観察します。検査の途中で胃や十二指腸の組織を一部採って、さらに詳しい検査を行うこともあります(生検)。潰瘍と癌を鑑別するためには必須といえる検査です。

どんな治療法があるのですか?

潰瘍の中でも、消化性潰瘍は再発を繰り返すことが多いのが特徴ですので、潰瘍を治癒させるための初期治療と、再発を防ぐための治療とに分けて考えます。

●初期治療
お薬の進歩により、消化性潰瘍の大部分が手術をしなくても治癒できるようになりました。初期治療の基本は、消化管壁にある攻撃因子を減らし、防御因子を増やすことです。
攻撃因子を抑制するお薬にはいくつかありますが、現在主流となっているのは、H2拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬です。攻撃因子の主体である胃酸の分泌を抑える薬です。
防御因子を増強するお薬には、胃粘液増強薬、胃粘膜血流増強薬などがあります。

 

●再発を防ぐための治療
初期治療で使用するH2拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬は、強力な胃酸分泌抑制効果があり、服用を開始すると数日で腹痛などの自覚症状がなくなります。非常に効果的だと感じるかも知れませんが、自覚症状がなくなっても、潰瘍自体が治っているわけではありません。ここで勝手にお薬をやめてしまうと、潰瘍はすぐに再発します。
潰瘍は、活動期から治癒期、さらには瘢痕期へと変化し、瘢痕期になって初めて治癒したと判断します。攻撃因子を抑えるお薬を内服し始めてから、治癒するまでには数ヶ月かかります。お薬の服用には、医師の指示に必ず従いましょう。
また、アルコール、コーヒー、辛いものを多くとる習慣のある方は、食生活の改善も必要になります。

 

予防法はあるのですか?

近年、消化性潰瘍の患者さんの60-90%がピロリ菌に感染していることが分かり、またピロリ菌を除菌すると、慢性胃炎、潰瘍、胃癌の再発率が減少することいわれております。現在では、出血していない潰瘍には、まず、ピロリ菌を診断して、除菌治療を行います。
1週間決められた薬を服用し、除菌を行いますが、約75%の方が一次除菌で除菌成功いたします。
薬剤耐性等の理由で除菌不成功のかたは二次除菌を試行しますが、それにより約90%の方が除菌成功したという結果がでております。

 

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