糖尿病

どんな病気ですか?

食べ物が消化されると小腸から血糖として吸収され、肝臓、脂肪、筋肉などの細胞でエネルギーとして使われます。空腹時には、肝臓に蓄えられたブドウ糖が、再び血液にのって身体の中に戻り、一定量の血糖が全身を回るように調節されています。血液中のブドウ糖が肝臓、脂肪、筋肉などに取り込まれると、血糖値は下がります。この仕組みを司っているのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンです。血糖値を上げる(肝臓などから再び血糖を作り出す)ホルモンはいくつかありますが、血糖を下げる効果があるのは、インスリンだけです。食後に血糖値が高くなるとインスリンが働き、肝臓などの組織が血糖を取込むように指令を出します。すると細胞膜にある糖の運び屋が働き、細胞内へ血糖が取り込まれるのです。しかし、慢性的にインスリンホルモン作用が不足して血糖がある一定のレベルを超えた状態が続く場合を、糖尿病といいます。

糖尿病には大きくわけて2つのタイプがあります。

●1型糖尿病
インスリンがほとんど膵臓から分泌されなくなるタイプです(日本人の糖尿病の5%未満)。
インスリンを作っている膵臓の細胞が破壊されてインスリンの分泌が出来なくなっておこります。1型糖尿病はおもにインスリン注射で治療致します。家族歴がなく若年発症が多いといわれております。

 

●2型糖尿病
インスリンの分泌量が減る・分泌が遅れるなどの異常に加え、インスリンの働く仕組みがうまくいかなくなるタイプです。血糖が病的に上昇するのは、インスリンからの指令を上手く受け取れなくなる場合(インスリン抵抗性またはインスリン感受性の低下)が多く、肥満、過食、運動不足、アルコールなどの悪い生活習慣がその原因となります。日本人に多いタイプです。

 

どんな症状ですか?

糖尿病の初期には自覚症状はほとんどありません。
高血糖になると、喉が渇く(口渇)、汗が出る、やせるなどの症状がみられます。しかし問題になるのはその合併症です。糖尿病の3大合併症とは、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害です。また、動脈硬化が促進され、心筋梗塞・狭心症などの心臓の病気、脳梗塞、足の閉塞性動脈硬化症などを起こします。そのほか、感染しやすい、傷の治りが遅い、歯肉炎・歯周囲炎を起こしやすいなど、全身にさまざまな合併症が現れます。

●糖尿病性網膜症
眼の奥の網膜の血管が傷み、出血などを起こし、失明することもあります。

 

●糖尿病性腎症
尿蛋白が増え、腎不全を起こし、透析が必要になります。

 

●糖尿病性神経障害
末梢神経障害(足のしびれが特徴)や、足の壊疽(エソ)、胃腸・便通障害、排尿障害・インポテンツなどの自律神経障害があります。足の壊疽は切断が必要となることがあります。

 

どんな検査を受けると分かりますか?

空腹時の血糖が126mg/dl以上、もしくはブドウ糖負荷後2時間血糖や食後血糖が200mg/dl以上だった場合、糖尿病であると診断できます(2回確認)。また、血糖が正常より高い人を境界型といい、将来的に糖尿病になりやすく、動脈硬化も促進されやすいと言われています。初診時には1型か2型か、インスリン依存状態かどうかを調べる検査や、1-2カ月の血糖値の平均値としての血液中のHbA1cの測定、尿検査等を施行して評価をしていきます。

どんな治療法があるのですか?

糖尿病の治療の基本は、血糖をできるかぎり正常に近くすることです。もっとも重要なことは、生活習慣を改善し、インスリンの働きをよくして血糖を正常化させます。

●食事療法

まずは標準体重を元に、1日に食べる量を計算します。糖尿病患者さんの1日の食事指示エネルギーは、個人の運動量により異なりますが、室内での軽作業が主である人は標準体重の25倍(kcal)です。

標準体重(kg)=身長(メートル)×身長(メートル)×22
1日のエネルギー(軽労働)=標準体重×25kcal

これだけ見ても、食事内容は想像できませんね。実際にどのようなメニューが糖尿病患者さんに向いているかを示しているのが、糖尿病の食品交換表です。さまざまな食品を栄養別に食品群に分け、それぞれどのくらい食べるのが良いか自分で計算できます。食事療法は最初にきちんと指導を受け、分からなくなったら相談できるようにしましょう。1日3食、バランスの良い食事を続けることが重要です。1日の摂取エネルギーが同じでも、朝食を抜く、夜にドカ食いをすることはやめましょう。
アルコールはインスリンの働きが悪くなるので一度は禁酒しますが、血糖のコントロールが良ければ、少量(ビールなら1日500cc程度)なら飲めることもあります。主治医とよく相談してください

 

●運動療法

主治医と相談し、1日の運動量を決めます。激しい運動が必要なわけではなく、比較的軽く長く続けられる有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)が基本で、1日20分続けることが目安になります。できれば毎日、無理なら1日置きでも良いので、通勤途中や買い物の際に歩く距離を増やすなど、生活に無理のない範囲で行います。さらに週に1度くらい、ストレッチ、筋力補強などを組み合わせるとより効果的です。
また、肥満があると血糖が良くても合併症が進行します。標準体重より多い場合は、標準体重を目標に減量します。かなり肥満度が高い場合、現在の体重の10%減量をめざすところから始めます。標準体重以下の人はウエスト85cm未満を目指します。自分の理想体重 を思いだし、少しでも近づくようにしましょう。

 

●薬物療法

薬物療法は、血糖コントトロールだけではなく、肥満による合併症の進行をくいとめるためにも、食事・運動療法と合せて行って初めて十分な効果が得られます。

○内服薬

インスリン分泌刺激剤、血糖吸収阻害剤、インスリン作用改善剤などいろいろな種類があり、患者さんの状態に合わせて選択します。

○インスリンの注射

簡単なペン型注入器で行います(自己注射)。
インスリン自己注射をしていく患者さまには、自己血糖測定もご指導させて頂きます。

 

2型糖尿病では、食事・運動療法で十分な効果がみられない場合、薬物療法も併せて行います。

1型糖尿病では、診断がついてすぐにインスリン療法を行います。

予防法はあるのですか?

最も有効的な予防法は、生活習慣の改善です。若いころから前述のような食事や運動を続けていれば、多くの場合は糖尿病になることを回避できます。

糖尿病は、自覚症状が出る頃には何かしらの治療が必要となるケースがほとんどです。自宅でも簡単に調べることができる尿糖は、血糖が非常に高くならないと(180mg/dl前後以上)マイナスになりますので、これだけでは安心できません。必ず年に1回は、採血を含む健康診断を受けましょう。空腹時の血糖が正常でも、食後に血糖の高い状態が続いていることもあります。1度でも血糖の異常があった、親族に糖尿病患者さんがいる、肥満気味である、という人は年に1回の詳しい検査を受けることをおすすめします。
一度糖尿病と診断されても、食事や運動に気を付けることで、多くの合併症を予防することができます。しかし、動脈硬化が関係する病気は血糖だけではなく、高血圧、肥満、喫煙、脂質異常症などの因子も管理・治療することが大切ですので、医師とよく相談しましょう。

世界的にも糖尿病患者さんは激増しています。日本人の糖尿病患者さんは890万人、予備軍を入れると2210万人と推定されます。糖尿病になると、いろいろな合併症により健康な生活が送れなくなる可能性があります。必要な検査・診察・治療は、きちんと受けるようにしましょう。

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